しかし 実際には信号変換には難しい 電気回路が必要で、量産化に対しては 数量とコストの 鶏と卵 の問題があり、想うほど 伸びていないのが 実情です。
幸いにして 最近では リーズナブルで 使い易いモノリシック IC が 開発され 今後が期待されます。 このレゾルバー/ディジタル 変換器は アブソリュート, インクリメンタル 出力を 65,536 ppr の分解能まで押し上げる事が 出来ました。 典型的 2 チップ による 用例を 下に示します。
2個の モノリシックIC 使用の 簡単な R/D変換
レゾルバー信号は幅の狭い 振幅変調 正弦波に なっています。これらの正弦波は, 光学式エンコーダーの 事実上 多くの 周波数を含んだ 矩形波とは違い, 一つの 周波数の成分しか含んでいません。 それで レゾルバー信号は 基本的に PWM
(pulse width modulation) モーター ドライブや その他の機械から 出て来る 高周波に 影響されません。
従来の レゾルバーの弱点は コイル巻きに 多くの人手を要するため 労賃の低い国で製造する必要があります。 Rotasyn の 場合は 設備による 製造が可能で 製造場所の 選択の範囲が 広がります。